海上釣掘りでシマアジを釣る

海上釣掘りの人気ターゲットというとブリ、カンパチ、ヒラマサなどの大物の青物を挙げる方も多いようです。その豪快な引き、釣り上げるまでの緊張感がファンの気持ちを掴んで話さないですね。中にはこうした青物を専門で狙う方もいらっしゃいます。

もちろん食べて美味しい魚なので釣った後の楽しみもありますね。

沢山の釣掘りファンの皆さんの中には、まずは鯛、そして青物といった数種のターゲットを狙ってつれるということに魅力を感じていらっしゃる方が多いですね。

そして、ブリやカンパチなどの大型の青物に継いで人気が高いのはシマアジ。釣掘りによっては放流のないところもありますし、放流される数もどちらかと言うと少なめになっていることが多いです。

このシマアジという魚は高級魚といわれ、天然、養殖でも高級食材となっていると言う点も人気がある理由でしょう。

釣掘りによっては、時期限定で、シマアジを沢山放流した桝をつくり、別料金で釣りができるシステムがあるくらいです。

さて、このシマアジどうしたら釣れるか。。。


シマアジという魚

まずは、ターゲットであるシマアジについて知りましょう。釣りたいと思えばまず研究ですよね。

シマアジ

「スズキ目アジ科シマアジ属に属し、最大で全長1m22㎝・体重18.1㎏の記録があるそうですが通常は1mくらいまで」
だそうです。

水温18~24℃を好み、日本近海では太平洋側は岩手県南以南、日本海側では能登半島以南に棲息、回遊している」
「産卵は日本近海では12月~3月。1年で体長18㎝、2年で30㎝、3年で40㎝程度に成長し、この間は群れをなして回遊している」
そうです。


まずは、以上のことから、釣掘りで放流されるシマアジは、まだ3年くらいの若魚が多いということ。だから、群れで回遊するということがわかりますよ。そして、水温が18度以上になる時期の方が釣り易いということも。

 

自然界では独特の口の形状で、
「砂を海水と一緒に飲み込んで、砂の中に潜んでいるイソメ類やエビ、カニといった甲殻類をエラで濾し取って捕食する」
となっていますから、ちょっとシロキスの捕食方法と似ているなぁと思ったり、、、、


で、これから判るのは、餌は、イソメ、エビ、カニなどでもOKであること。口は吻の先端は硬いけど伸び縮みする部分は薄い膜になっているので、ここに針がかかると破れやすいということ。


海上釣掘以外で天然のシマアジを狙うときは、船釣り、磯釣りのいずれかで水深40m~60mくらいの根のある砂場を回遊しているのでこませで寄せて釣るといいます。ビシ、籠、フカセなどの釣り方はありますが、いずれも撒き餌が必要でこれらは釣掘りではできない釣法ですね。

もう一つ、「シマアジは磯や堤壁に沿って身を隠すようにして回遊する性質があるので、撒き餌で浮いてくるものを垂らし釣りで狙う。」という釣り方があります。


釣掘りというのは囲った網がこの堤壁にあたりますから、中央付近よりは縁に近い付近を回遊すると言うことがわかりました。

 

海上釣掘でのシマアジ釣り

船や磯でシマアジを狙う場合はコマセを撒いて寄せて釣りますが、海上釣掘では撒き餌は禁止です。

 

一時、ばらけ餌というのが流行し、シマアジ釣りには絶大の効果があったのですが、釣掘によっては使用禁止になりました。

 

私が良く用いる方法は、シマアジはこうしたコマセによく反応すると言われますので練り餌を海水でゆるくしておいて餌として針に付ける方法。

 

仕掛けを振り込んだらすぐ練りえさが溶け始めますので撒き餌ほどではないですが効果があります。近くにシマアジがいるときは餌が沈みきるまでにあたりが出て、そのまま浮きが入っていくということが何度かありました。

また、シマアジは動くものに反応しますから、活きの良い海えび、淡水エビ、小型のザリガニなどを使う人も多いですね。

 


そして、よく知られているのは、シマアジは目が良いということ。餌から針が飛び出ていたりすると撒き餌などの煙幕の中ならともかく単独では見切られてしまいます。落下していく仕掛けにスッと寄って来たシマアジが直前で反転するなどは、この針が見えたか、ハリスが見えたかで警戒していると考えられます。


また、群れて活性が高いときなら一気に浮きを消しこむようなあたりを出してくれますが、鯉のように一度吸い込んでも違和感があると吐き出すという様子も何度も観察しました。ですから、敏感に反応を送ってくれる浮き、またはラインを見ていることが必要です。

特に海水の状況が澄んでいる時にはこうしたことには気をつけておかないと、釣果が変わることは何度も経験しました。


また、海上釣堀の場合は水深も10mくらいまでで水温が外気や日光の影響を受けることが多いです。

海でのシマアジ釣りのベストシーズンは6月から9月といわれていますが、釣掘の海水温は日光がダイレクトに当たるところではかなり高くなっていると考えられますから、放流後桝の中が落着いた状態になったり、釣り開始直後などは、縁の近くの日陰となっているところを回遊していることが多いです。

筏が張り出しているような桝で、落下してくる餌に対して飛び出してくるシマアジを何度も見たことがありますよ。


以上のことからのまとめ

は、練り餌、活き餌なら海えび、淡水エビ、ザリガニなど
練餌は特に針が隠れるように付けること

感度の良い浮きを用い、しっかりと見ること

桝の中央より、縁に近い日陰との境目あたりを狙う。

 

シマアジ釣り 私の釣り方


海上釣掘のテクニック

私のシマアジ用のタックルと仕掛けをご紹介します。

あくまで「私の」であり、一般的かどうかはわかりません。
でも、出かける回数こそ以前と比べ物にならないくらい減っていますが、お土産として家人と約束をする鯛5尾、シマアジ1尾、できれば青物1尾は確保し続けています。

竿:船つり用振出メバル竿3m(外ガイド)

これは今はもう発売されていませんがダイワの浦舟シリーズの初期のもので錘負荷15号の非常に柔らかい竿です。鯛もこの竿で釣る事が多いですが、シマアジの引き込みを竿の柔軟性が吸収してくれるのでバラシは少ないです。

リール:レバーブレーキ、ドラグ付きスピニングリール2000番

私はリールはシマノという思い込みがあります(^^;。私の中でブランド化されていますね。このリールももう何年も使っていますがいまだ故障知らず。BB-Xシリーズは安心して使ってます。

レバーブレーキは慣れないと難しさはありますが、ドラグ機能を付加したものが出て、本当にバラシが少なくなりました。

PEは1.5号ですが、2号でも良いですね。

浮き:08号までの自立チヌ浮き

トップ部分の可視性がよく、状況によってはトップ近くまで沈めることのできる棒浮きを使います。1節ごとに色が変えてあるものでないと小さなあたりを見落とします。鯛の場合は本あたりが出るまで待ちますが、シマアジの場合は前あたりを合わせられれば釣果は伸びます。

自立浮きの場合、錘が棚に到達したとき、餌が棚に到達したときを知らせてくれることはもちろんですが仕掛けがなじむまでの違和感を伝えてくれるものを選びます。

ハリス:フロロカーボン1.25号を矢引きまで。

鯛を狙う場合、大鯛がいるようだと2号を使うこともあります。鯛の場合はハリスの太さはさほど気にすることは無い様にも思います。

シマアジも2kgクラスが入っているようだとちょっと怖いかもしれませんが、竿とのバランスを考えれば十分取り込めています。

ハリスの長さは、鯛のように底付近にいるのなら、錘が棚について餌が鯛のいる棚に入るまでゆっくりと落下させるため長目のハリスにする場合もありますが、シマアジのように早あわせが必要なときは矢引きが限度と考えています。


:グレ針5~6号

鯛針や青物用の針を使う方も多いですが、私は鯛を狙うときもこのグレ針を使います。理由は餌を小さくしても針が隠れるから。鯛がかかった場合は針が細いと折れたり伸ばされたりしますが、グレ針なら大丈夫です。オキアミ用に着色してある針が目立ち難いですね。

漁師さんの言葉に 食い渋りにはハリス落とすな針落とせ という言葉もあります。鯛釣りでもお試しあれ。

:基本はミックを前述のように海水につけてゆるくなったものを使います。自家製の海エビやささ身を着色したものを使うこともあります。


狙う場所・棚:桝の状況、その日の天気、潮の澄み具合によりますが、基本的に縁から1mくらいのところで、潮が澄んでいるときは深めで3尋位までを、にごっているときは2尋くらいを誘いを入れながら。

ずっと放っておくのではなく、2,3回誘ってもあたりが無いようなら、餌切りをして入れなおします。


棚が合えば、シマアジは団体行動をしていますので、結構釣れ続けますよ。釣れれば1尾ということは少ないです。

 

うれしいのはシマアジは高級魚として人気が高いので、複数釣れたら最後に他のお客さんと釣果の交換をお願いすると快く受けてくださる方が多いです。


私の場合、現在は海上釣掘に出かける回数は正直多くないです。年に3,4回くらいになっています。以前は最低でも月1回、多いときは毎週のように出かけていました。

 

それこそ、最初は鯛さえ(鯛さん、ごめんなさい)釣れなくて、ムキになって土日連荘で行ったなんてこともしました。

最初は我流、でも釣れないので釣堀の係りの人や、常連さんに教えを請い少しずつ満足した釣果がでるようになりました。


自分でも仕掛けを作り、自分に合った竿、リール、浮きを見つけました。こうした文字で情報を得ることも非常に有益なのですが、やはり現場やDVDなどで実際の動きなどを観察することが非常に参考になり、実際に自分でやってみて自分の力となったように思います。

私のお守り⇒海上釣掘のテクニック

 

映像に関しては、テレビやインターネットで公開されていますが、どちらかと言うと魚が釣れたところばかりが映っていて、仕掛けや釣り方、餌の付け方などが映っていないことが多いですが、餌をどのように針につけるかとか、浮きのあたりの出方(前あたり、本あたりの差)など肝心なことが映っていないことが多いです。


実際に釣りをした後、もう一度このDVDを見ながら復習してみると、なるほどと思える点が沢山あることに気づいたりします。「よし、次に生かそう」とまた、すぐ行きたくなってしまいますね。


回数が減った今でも、行く前にはDVDを見たり、過去の釣果日記を見て状況を予想して準備をして楽しんでいます。

 

私の拙い経験で書いたこの文章が、皆さんの釣りに生かしていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

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